ボストンテリアのしつけ方法
2017年10月26日 16時37分
ボストンテリアは基本的に優しくて賢い犬種だと言われていますが、果たしてどのようにしつけるのが良いのでしょうか?例えば噛み癖を持つ個体も多いですし、
中には無駄吠えをする個体も存在します。
また、挑発されると興奮して自分を抑えられなくなることも少なくないですので、
そのあたりの特徴を理解したうえで上手にボストンテリアと付き合っていく必要があります。
まずは全てのしつけの基本ですが、叱って育てるよりもほめて育てるということを大切にしてください。
優しいボストンテリアですが、テリア種は頑固な一面を持っていますので、
あまり叱りすぎるとふてくされたり拗ねてしまったりして、逆に言うことを聞かなくなってしまいます。
そのあたりもボストンテリアのかわいらしい一面ではあるのですが、
しつけが大変になってしまいますので、叱るよりはほめるということを念頭に入れて育てていく必要があります。
時には叱るのも大切ですが、良いことをしたら優しい声でたくさん褒めてあげるようにしましょう。
褒めてあげればボストンテリアも喜びますし、モチベーションも高まります。
しかし、中にはかわいいからといって日常的になでたり高い声で話しかけたりする方もいらっしゃいます。
それが当たり前になってしまうといざというときに褒められているという気になりませんので、メリハリをつけて接するように心がけましょう。
それでは、まず最初に噛み癖のしつけについてみていきましょう。
特に小さなころに噛み癖が付きやすい犬種になりますので、少しずつ噛み癖を治していきましょう。
噛み癖がつくのはボストンテリアだけではなく他の犬種も同じですので、
おもちゃを与えて噛んでよいものと悪いものの区別を少しずつ付けさせていく必要があります。
一旦遊びだすととことん遊びつくすのがボストンテリアの特徴ですので、
おもちゃを噛んで遊んでいる最中で誤って手を噛まれてしまうこともあるかもしれません。
しかし本気で噛まれない限りは我慢できる痛みだと思いますので、噛まれたら遊びを中止しましょう。
噛んだら遊んでくれなくなるということを理解させれば、人を噛むことはなくなります。
反対に、痛いからといって大声を出すと、ボストンテリアが興奮してさらに噛まれる可能性があるため注意が必要です。
無駄吠えは、ボストンテリアには少ない現象だといえるでしょう。
しかし、育っている環境や育て方、その個体の性格などによっては幼いころから無駄吠えが増えることもあり得ます。
もともとはテリトリーを守る縄張り意識の強い犬種になりますので、場合によっては吠える犬に育ってしまうことがあります。
例えば、自分がリーダーだと思っているボストンテリアは、家族を守るために誰かが近づくと吠えやすくなります。
反対に、家族の誰かをリーダーだと認めていれば、そのリーダーのいうことを忠実に聞くようになります。
日常生活から飼い主がリーダーだということをしっかりとわからせる必要がありますので、
常に主導権を握ってしつけを進めていくようにしましょう。
それでは、ボストンテリアの興奮を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか?
興奮が続くと周りに危害を加えたり自分自身が事故に遭ったりする可能性もありますので、しっかりと抑えられるようにしなければなりません。
興奮のコントロールは、普段の遊びから覚えさせることができます。
ボストンテリアは何に対しても熱中する傾向にありますので、遊びが興奮してきたらいったんその遊びを中止して落ち着かせるようにしましょう。
それを日常的に繰り返しておけば、いざというときに同じ動作をすることによって興奮を抑制することができるはずです。
また、きちんと落ち着くことができればしっかりとほめてあげるようにしてください。
興奮しているよりも落ち着いた方がほめてくれるしいいことがある、ということがわかれば、いざというときにもすぐにクールダウンしてくれるはずです。
ただし、例えば他の犬が威嚇してきたりすると、クールダウンしようにも何ともならない場面もあるのではないかと思います。
そんなときには、飼い主がリーダーとして落ち着いた態度を取り、双方の犬を刺激しないようにしてください。